RePUBLIC 公共空間のリノベーション

建築のリノベーションから、公共のリノベーションへ。
東京R不動産のディレクターが挑む、公共空間を面白くする仕掛け。
退屈な公共空間をわくわくする場所に変える、画期的な実践例と大胆なアイデアを豊富なビジュアルで紹介。
誰もがハッピーになる公園、役所、水辺、学校、ターミナル、図書館、団地の使い方を教えます。

身近にある公園や水辺、少子化で余った学校、図書館や駅……、こんな公共空間が、もっと楽しく、ハッピーに使えたらいいのに。そう思ったことはありませんか?

この本は、公共空間を変えていくための実践/アイデア/理論をつめこんだもの。

R不動産では住居やオフィスを中心に、住み方や働き方の新しい可能性を、物件を通じて探してきました。その思いは、街や公共空間にもつながっています。

例えば、近くの寂しげな公園に小さなカフェができて、子どもを遊ばせながら読書できたら。

映画『ニュー・シネマ・パラダイス』のように、路上映画に地域の人々が集まってみたり。図書館と公園がつながっていて木陰に持っていって本を読めたら。河川敷にランニングステーションがあって、シャワーや着替えができたら。

でも、今の法律下では、なぜかできないのです。
妙な縛りや禁止事項が多い。

私たちをとりまく公共空間。
今まではあまりコミットする方法も機会もなかったので手が出しにくかったのですが、住居や仕事場の次に、もっと心地いい空間に変えていきたい。

今、公共/パブリックという概念が問い直されるときかもしれません。
公共空間は、行政が管理する空間のことではなく、より開かれた使い手のためにある空間のはず。それが混同されているような気がします。本体の意味の「公共/パブリック」とは何なのか、どうあって欲しいか。公共空間を、楽しく使いこなすアイデアを通して考えた本です。

〈目次〉

1 公園をリノベーション
2 役所をリノベーション
3 水辺をリノベーション
4 学校をリノベーション
5 ターミナルをリノベーション
6 図書館をリノベーション
7 団地をリノベーション


『RePUBLIC 公共空間のリノベーション』

著者:馬場 正尊+ Open A
出版社:学芸出版社
総頁:208頁
判型:四六判 
定価:本体1,800円+税     
ISBN-13: 978-4761513320 
amazonはこちら

連載

すべての連載へ

公共R不動産の本のご紹介

クリエイティブな公共発注のための『公募要項作成ガイドブック』

公共R不動産のウェブ連載『クリエイティブな公共発注を考えてみた by PPP妄想研究会』から、初のスピンオフ企画として制作された『公募要項作成ガイドブック』。その名の通り、遊休公共施設を活用するために、どんな発注をすればよいのか?公募要項の例文とともに、そのベースとなる考え方と、ポイント解説を盛り込みました。
自治体の皆さんには、このガイドブックを参照しながら公募要項を作成していただければ、日本中のどんなまちの遊休施設でも、おもしろい活用に向けての第一歩が踏み出せるはず!という期待のもと、妄想研究会メンバーもわくわくしながらこのガイドブックを世の中に送り出します。ぜひぜひ、ご活用ください!

もっと詳しく 

すべての本へ