来る7月29日、“パブリックライフ”をテーマに特別トークイベントを開催します。「人」中心の都市空間における好ましい公共空間のあり方とは?
公共空間、特に街路や水辺、公園などの空間を有効に活用するための検討が進んでいる昨今、全国各地で社会実験や実証実験というかたちでマルシェやオープンカフェなどのプログラムが行われています。こうした一連の取り組みで共通しているのは、「歩行者」や「人のアクティビティ」を中心に据えた都市のあり方です。
また、海外では、ニューヨークのタイムズスクエアに代表される「人」が中心の都市空間が、行政・不動産オーナー・企業・市民が一体となって実現されています。しかし、こうした「当たり前」の風景も、日本に目を向けてみればまだまだこれからといったところ。
そこで今回は、国内外の公共空間の変化を広く研究され、『パブリックライフ学入門』(ヤン・ゲール)の翻訳を手掛けられた東京大学准教授の中島直人さんと、昨年「官能都市」レポートを発表されたHome’s総研所長の島原万丈さんをゲストにお迎えし、公共R不動産ディレクターの馬場正尊とともにパブリックライフのかたちを探ります。さまざまな主体が手を取り合って都市の質を高めていくこれからの時代に、好ましい公共空間のあり方を考えていきたいと思います。
開催概要
・日程:2016年7月29日(金)19:00〜21:00(開場18:30)
・場所:会場:3331 arts chiyoda 1F コミュニティスペース
・参加費:2,000 円 ※peatixによる事前決済となります
・定員:80名
・主催: 公共R不動産
・共催:(独)都市再生機構
・協力:株式会社鹿島出版会
・お申込方法:
以下のページにアクセス、お申し込み・決済をお願いいたします。
http://republic-talk.peatix.com
・ご注意事項:
①本イベントは事前決済制となります。
②キャンセル等による返金は一切不可となりますので予めご了承ください。
③当日は申込確認メールをプリントアウトの上、受付でご提示ください。
・本件に関するお問合せ:
公共R不動産事務局
(mail) info@realpublicestate.jp
(担当) 飯石
登壇者:
中島直人(東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻 准教授)
1976年東京都生まれ。東京大学大学院修士課程修了。博士(工学)。慶應義塾大学准教授等を経て、2015年より現職。専門は都市計画。主な著書に 『都市美運動 シヴィックアートの都市計画史』(東京大学出版会)、『都市計画家石川栄耀 都市探求の軌跡』(共著、鹿島出版会)、『建築家大髙正人の仕事』(共著、エクスナレッジ)。翻訳書としてヤン・ゲール他『パブリックライフ学入門』を鹿島出版会から2016年7月に出版予定。
島原万丈(HOME’S 総研)((株)ネクスト HOME’S総研 所長)
リクルート入社後、リサーチ出向配属。グループ内外のクライアント企業のマーケティングリサーチおよびマーケティング戦略のプランニングに携わる。結婚情報誌『ゼクシィ』シリーズのマーケティング担当を経て、HOME’S総研所長に就任。
馬場正尊(公共R不動産/openA)
1994年早稲田大学大学院建築学科修了。博報堂で博覧会やショールームの企画などに従事。その後、早稲田大学博士課程に復学。雑誌『A』の編集長を経て、2003年OpenA Ltd.を設立。建築設計、都市計画、執筆などを行う。同時期に「東京R不動産」を始める。2008年より東北芸術工科大学准教授、2016年より同大学教授。建築の近作として「観月橋団地(2012)、「道頓堀角座」(2013)、「佐賀県柳町歴史地区再生」(2015)など。近著は『PUBLIC DESIGN 新しい公共空間のつくりかた』(学芸出版,2015)、『エリアリノベーション 変化の構造とローカライズ』(学芸出版,2016)