池の畔の児童図書館
旧大阪府立国際児童文学館

池と緑に包まれた環境(wikipediaより)

万博公園の中

2009年に惜しまれつつも閉館した旧大阪府立国際児童文学館の活用アイディアを募集中です。

場所は日本万国博覧会記念公園内。言わずと知れた太陽の塔をはじめ、国立民族学博物館と大阪日本民芸館という二つの博物館、バーベキュー場、ガンバ大阪関連施設、各種スポーツ施設、そしてあふれる自然という、なんでもありの巨大空間。
実はこの万博公園自体、昨年1月に活性化に向けた将来ビジョンが策定されたばかり。

その第一弾として募集される旧大阪府立国際児童文学館の活用アイディア、考えないわけにはいきません。

建物も魅力的

1984年に建てられた鉄筋コンクリート2階建ての建物は、1986年に日本建築士会連合会の奨励賞を受賞、1998年には公共建築100選にも選ばれたもの。
緑豊かな敷地に置かれ、広い池を前に設けられたポジション、グッときます!
エントランスゾーンもゆったりとした配置。

活用の際には近傍類似地等を参考に設定される賃料で、10から20年貸付られる予定とのこと。
警備委託費、エレベーター保守点検料、受電設備建設負担金等で年間約600万円の負担が発生することが前提になります。

今回のアイディア募集は、大阪府が施設活用方策を検討していくための民間の知恵やノウハウを参考にすることを目的なので、今後のこの施設の運営事業者の募集や審査に影響を及ぼすものではありませんが、活用方針が決まってからでは希望の用途に使えないことも。

アイディアをお持ちの方は、ぜひこの機会にご応募を!

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