公共R不動産のプロジェクトスタディ
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のんびりしたインキュベーション
台東デザイナーズビレッジ

のんびりしてます

居心地が良いインキュベーション

台東デザイナーズビレッジは台東区が運営するデザイナー・クリエイターのためのインキュベーション施設です。基本的にファッション関係のモノづくりをしている人専用で、最長3年間使用することができます。

他の仕事もあって、ここには6~7年前からちょこちょこ伺っているのですが、やっぱりいい雰囲気です。他の廃校をアトリエや事務所に使っている施設に行ったこともあるのですが、比較したときになんとなくですがここの方がのんびりしていて、でも使われている気配があって。

他の施設はシュッとしているんですよね。都会感というか。

それがこの施設には無くて、田舎感というのとも違いますが、沖縄感、違うな…のんびりしていて、でもちゃんと気配がある。居心地がいいんです。

施設を実際使っていた人の感想

今いる人たちや卒業生の人たちに話を聞いてもだいたいそんな答えが返ってきます。一つには民間団体が運営しているのではなく、自治体が直接運営しているというのも関係しているのか…

分からないですけどね。

施設的にもほぼ学校時代をそのままに活用しています。もちろん多少はお金がかかっているとは思いますが、見た感じはそのままで教室一つ一つがアトリエです。

卒業生の進路

あ。ちゃんと言っておかなければいけないこと。

のんびりしているのですが、ここの卒業生。活躍されている方多いです。台東区自体が元々ファッション関係の製造業が多かったこともあり、近くに工場とかがたくさんあって。そこにデザインを持ち込んだりしてプロダクト化していく方が多いのですが、やっぱり工場の近くにアトリエがあって密に連携取れるのは効率が良いのか、多種多様なプロダクトが生み出され、その中から活躍される方も出てきています。

自治体直営でインキュベーションとしてちゃんと機能している施設って多くはないと思っていて。なんか不思議な施設なんですよね。ここは。

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