2017年度の神田警察通りの歩行空間化に向けた社会実験に先立ち、11月25日、世界中で公共空間のプロジェクトに関わるゲール・アーキテクツのデイビッド・シム氏と公共R不動産ディレクターの馬場がトークセッション&ワークショップを行います。
神田警察通りがハブ化する!?
その名の通り、神田駅北側から神田警察署の前を通り、靖国方面へ伸びる神田警察通り。オフィスビルが立ち並び、サラリーマンのまちというイメージのあるこの界隈ですが、江戸時代から脈々と続く歴史あるエリアです。
神保町、お茶の水、大手町、秋葉原など、それぞれ異なる個性をもったまちのちょうど真ん中を突っ切るように東西に走る神田警察通りは、それらのエリアをつなぎ回遊性を高めるハブ的な立地と言えます。が、現状でははっきり言って、何の変哲もない道路。むしろ、緑が少なく、複数車線で意外と車通りも多い。左右には背の高いビルが並び、歩いて楽しめるコンテンツにも乏しい印象で、個性的な町の間を分断してしまっているようにすら見えます。
しかし、この通りが歩いて楽しい町に変身したら、きっとこの神田エリア全体がもっと楽しくなると思いませんか。丸の内OLも、大手町の金融マンも、御茶ノ水の学生たちも、もちろん神田の下町に以前から住む方々も。なんとなく居心地のよい神田にふらりとランチにきたり、帰りに立ち寄ったり…。そんな未来に向けて、トークセンション&ワークショップが行われます!
神田警察通り(写真提供:UR都市機構)
“Making Cites for People” 人間中心の空間づくりのプロに学ぶ
神田警察通りを、車中心から人中心の通りに変える。そんな夢のようなこと、果たしてどの様に実現できるのでしょうか?そのノウハウを学ぶため、神田警察通りではニューヨークやコペンハーゲン、ロンドン、メルボルンなど世界中で賑わいのある歩行空間をつくりだしている都市デザインの専門家集団ゲール・アーキテクツをお招きします。
「神田の未来を考える」と題し、ゲール・アーキテクツ クリエイティブディレクターのデイビッド・シム氏と、公共R不動産ディレクターの馬場が神田の新しいワークスタイルやライフスタイルの可能性について語るトークセッションです。セッション後にデイビッド氏と馬場も交えた参加型のワークショップも用意されています。世界レベルのまちづくりに触れる、またとない機会です。ぜひお越しください!(こちらは事前申し込み制ですので、以下よりお申し込みください。)
■トークセッション&ワークショップ 開催概要
・日時:11月25日(金)18:30-21:00
・場所:The C地下1階(東京都千代田区内神田1-15-10)
・参加費:無料
・申込み方法:氏名、年齢、性別、住所、電話番号、EメールアドレスまたはFAX番号、神田との関わり(なくても参加可ですが、その旨ご記入ください)をご記入の上、EメールまたはFAXで下記までお送りください。申込者で募集定員を上回った場合、参加する方の年齢や居住地、男女構成等を考慮した上で参加の可否を11月18日にご連絡いたします。
FAX:03-5323-0989 Eメール:kanda-pj@ur-net.go.jp
・定員:40名
・締め切り:11月17日(木)※参加者多数の場合選考あり
・イベントの詳細はこちらをご覧ください
・主催:神田警察通り賑わい社会実験実行委員会(
・協力:公共R不動産
・お問い合わせ:UR都市機構東日本都市再生本部事業企画部事業企画第1グループ(担当:月岡・石垣)
電話番号:03-5323-0421 Eメール:kanda-pj@ur-net.go.jp
■ゲストプロフィール
ゲール・アーキテクツ クリエイティブディレクター David Sim
「人間中心のまちづくり」を提唱、いま世界中でその思想が注目されているヤンゲール。彼が主宰する「ゲール・アーキテクツ」はニューヨークのタイムズスクエアをはじめ世界中の町の表情を一変させた。クリエイティブディレクターのDavid Simかからのメッセージは今年は発表された「東京都市白書」にも記載されているなど日本でも注目が集まってます。
■社会実験とこれまでの取り組み
神田警察通り賑わい社会実験実行委員会では、2017年度に予定されている社会実験に先立ち、本セッション前日の11/24に神田警察通りの車道の一部にテーブルと椅子を実験的に設置し、道行く人の行動の変化を調査するミニ社会実験を実施予定です。ぜひ、ご興味のある方はこちらにもお立ち寄りください(こちらは申し込み不要です)。
なお、UR都市機構では、この他にも、未来のライフスタイルやワークスタイルを探るべく、ゲール・アーキテクツと共同し、これまでにも大手町、新宿などで社会実験を行ってきました。詳しくは7月29日に開催したRePUBLIC talk vol.2をご覧ください!