1DAY RePUBLIC アイディアコンペ@三芳町 [イベント]

あなたの身近な公園や道路は、心地よい場所になってますか?

公共空間を市民主体で楽しみながら、アイディアを練り上げていく1日プログラム、「1DAY RePUBLIC アイディアコンペ」。今回の対象エリアとなるのは、都心から30分で行ける田舎、埼玉県入間郡三芳町(みよしまち)。

江戸時代から受け継がれる「循環型農業」と、愛情を込めて栽培され、今やブランドにもなっている“富の川越いも“で知られる、三芳町。そのいも農家が軒を連ねる通称“いも街道”中心部にある農業センターが、今回活用を待ち望んでいる公共施設です。

IMG_20160921_101354

三芳町農業センター

 

地域に愛される場所

三芳町農業センターは昭和56年に建てられた木造平屋の建物。三芳町の主産業である農業についての知識を深め、農家の方たちが商品開発を行ったり研修会を実施するような場所として、長年活用されてきました。同時に、近隣の住民にとっては集会所として暮らしの重要な拠点として位置付けられています。餅つきなどの行事もこの場所で行われています。

農業センターでは、「三芳町に新たな人を呼び込むための交流拠点にする」という新たな役割を掲げ、リニューアルを図る計画が進んでいます。具体的にどんな機能を持たせ、誰に使ってもらい、どう運営していくか。そのアイディアを広く、多くの人から集めるため、今回のアイディアコンペを開催することとなりました。

 

アイディアコンペ対象は農業センター

江戸時代から受け継がれる「落ち葉堆肥農法」と、愛情を込めて栽培され、今やブランドにもなっている“富の川越いも“の産地、三芳町。そのいも農家が軒を連ねる通称“いも街道”中心部にある農業センターの活用アイデアを考えるワークショップを開催します。

access_map

対象エリアマップ

 

IMG_20160921_102848
三芳町の産業を支えてきた“いも街道”

 

密かに熱い、いも街道

昨今、いも街道沿いにはカフェやレストランが増えたり、サツマイモだけではなく、三芳の大地が育んだ美味しくて高品質な“みよし野菜”のブランド化に向けても動き始めており、地元の人だけでなく外の人にとっても面白いエリアになりつつあります。その動きをさらに推し進め、三芳町にやってくる人も、地元で暮らす人も楽しくなるようなコンテンツや空間のあり方を一緒に考えましょう!

IMG_20160921_103534

一面に広がるいも畑

最優秀アイディアは実現する!かも!?

今回のアイディアコンペでは、農業センターがまちのシンボルになり、三芳町を多くの人に知ってもらうための玄関口になっていくための活用アイデアを考えていただきます。
まず、公共R不動産チームから全国のパブリックスペースの事例とアイディアの発想しかたなどのガイダンスをします。

頭の中の準備体操をしていただき、実際の施設を見に行きます。その後いくつかのグループに分かれて「こんな風に使ってみたいな」「こうしたら実現できるんじゃないか」という妄想会議にはいっていただきます。最後にグループごとに1つの提案にまとめ、発表をしていただきます。参加者と会場全員で、実現したい1案を選ぶコンペを行い、最優秀に選ばれた提案については、農業センター活用について検討を進める“富のまちづくり協議会準備委員会”と一緒に、アイディアをブラッシュアップし具体的な活用イメージまで落とし込んでいきます。

 

管理する空間から市民主体の空間へ

公共空間は、「行政が管理する空間」というイメージが強く、本来の「市民のためにある空間」とは裏腹に使いづらいものとなっていることはありませんか?。
何か問題や不便があった時には役場に電話をしますが、「こう使いたい!」なんて、アイディアをぶつける機会はそうありません。

もしかしたら、「こうだったらいいのに」と同じ意見をもってる人が多くいるかもしれないのに、そんな仲間に出会う機会もなかなかありません。アイディアコンペでは、そんな市民のみなさんが集まり、欲しい街のかたちをデザインし、実現していくきっかけをつくりたいと思っています。

  • 日々「こうしたらいいのに!」というアイディアではちきれそうな方
  • まちをもっと楽しみたい方
  • 一緒に楽しむ仲間が欲しい方
    お誘い合わせの上、ぜひご参加ください!
流山WS流山市で開催した1DAY RePUBLICアイディアコンペin流山の模様(詳しくはこちら

 

■開催概要

日時:2017年2月11日(土)13:00~17:00 (開場12:30)
受付場所:旧島田家住宅(町指定文化財)(埼玉県入間郡三芳町大字上富1279番地3)
ライフバス 上富小前バス停下車徒歩1分
https://www.town.saitama-miyoshi.lg.jp/work/nougyou/2006-0324-1045-19.html
定員:20名
参加費:1,500円(学生500円) ※懇親会参加費として
申込み方法:こちらよりフォームに記入してください。
申込み〆切:1月31日(火)23時
(ただし、定員を超えた場合、年齢、居住地、職種などのバランスにより判断させていただきます。申込みいただいた方へ参加の可否をご連絡いたします。)
参加資格:町内外どなたでも参加可能です。
持ち物:筆記用具、お持ちであればパソコン、wifi
お問合わせ:三芳町政策推進室 電話049-258-0019
主催:三芳町(三芳町HPでも告知中です。ご覧ください。)
企画/運営:公共R不動産株式会社オープン・エー

■タイムテーブル

11:30-12:00 受付(旧島田家住宅)
12:00-12:15 ガイダンス(公共R不動産より)
12:15-12:40 農業センター・周辺エリア視察
12:40-12:50 移動(農業センター→中央公民館)
12:50-16:00 アイディアブレスト、資料作成
16:00-17:00 発表(プレゼンテーション)
17:00-18:00 懇親会

※参加者によるプレゼンテーションは一般公開を予定しています。
どなたでも参加可能ですので、参加ご希望の方は事前に連絡の上、15:50までに会場にお越しください
プレゼン会場:三芳町中央公民館(三芳町大字北永井348番地2)
https://www.town.saitama-miyoshi.lg.jp/study/shakai/chuuoukouminkan.html

連載

すべての連載へ

公共R不動産の本のご紹介

クリエイティブな公共発注のための『公募要項作成ガイドブック』

公共R不動産のウェブ連載『クリエイティブな公共発注を考えてみた by PPP妄想研究会』から、初のスピンオフ企画として制作された『公募要項作成ガイドブック』。その名の通り、遊休公共施設を活用するために、どんな発注をすればよいのか?公募要項の例文とともに、そのベースとなる考え方と、ポイント解説を盛り込みました。
自治体の皆さんには、このガイドブックを参照しながら公募要項を作成していただければ、日本中のどんなまちの遊休施設でも、おもしろい活用に向けての第一歩が踏み出せるはず!という期待のもと、妄想研究会メンバーもわくわくしながらこのガイドブックを世の中に送り出します。ぜひぜひ、ご活用ください!

もっと詳しく 

すべての本へ