愛知県文化施設活性化検討パイロット事業プロジェクト
愛知県文化施設活性化検討パイロット事業プロジェクト

芸文センターAICHI OPEN ART ATELIER始動!

4月にパイロット事業のトライアル利用事業者を募集した愛知芸術文化センターの旧アートショップで、パイロット事業が始動しました。その名もAICHI OPEN ART ATELIER。どんな場所になっていくのか?7月21日に行われた、準備会議の模様をお伝えしつつ、8月に行われるイベント情報もお届けします。

AICHI OPEN ART ATELIERって?

愛知県では、今年4月に愛知芸術文化センター(名古屋市東区、以下「芸文センター」)の活性化に向けた施設・空間及び敷地の有効活用を目的とし、 将来に向けた公民連携事業の構築や課題の整理、手法を検討するとともに、事業の集客力、収益性、利用者の反応、施設との相乗効果などを調査するため、実際に現地で実験的にパイロット事業を実施する事業者を募集しました。名古屋国際工科専門職大学(名古屋市中村区)、VIVITA JAPAN株式会社(福岡県福岡市博多区)、コクヨ株式会社(大阪府大阪市東成区)、一般社団法人 学びの文庫(名古屋市名東区)の4社から提案があり、各社が連携して、2024年2月末まで「AICHI(アイチ) OPEN(オープン) ART(アート) ATELIER(アトリエ)」運営実証実験に取り組みます。

AICHI OPEN ART ATELIER(以下「AOAA」)は、アートに触れられるオープンアトリエとして多様なスペースやイベントを展開し、誰もが学び、創り、働くことのできるクリエイティブな空間です。芸文センターの新たな来館者層の開拓と交流の場づくりを目指し、様々な場の使い方の実践を通じ、来館者の利用状況を検証していきます。各社の役割は以下の通り。

名古屋国際工科専門職大学
次世代のモノづくり産業を担うデジタル人材の輩出をめざす名古屋国際工科専門職大学。”情報技術の社会実装”を専門とする大学としての立場から、授業や実習、研究をツールとして活用しつつ、各関係主体が実現しようとする “Art”とのコラボレーションに貢献します。


VIVITA JAPAN
「社会のデザインプロセスにこども達を巻き込むムーブメントを」をミッションにするVIVITA JAPAN株式会社は、クリエイティブスペースVIVISTOPの運営実績を活かし、ロボット・デジタルアート等を気軽に作れるアイデアツールとしてのVIVIWARE Cellを提供。ツールの設置により、子どもから大人までアートとテクノロジーに触れられる機会を創出します。

コクヨ
「働く・暮らす」の実験場としてのTHE CAMPUSなど、新しいワーク&ライフを提案するコクヨ株式会社
AOAAの空間のデザイン及び什器の設置により、ワークスペースや共創スペースなど誰もが多様に活用できる場を創出​します。「受動的」に楽しみにくる場から、市民やプレイヤーが「能動的」に活要していく場へ、芸文センターが公共空間としてどう変わっていけるのかを検証します。

学びの文庫
「自律して / 学び直せる /社会へ」をめざし、市民の学びに関する私設図書館の設立(準備中)、新刊・古書店の運営やデータベース運用を行う一般社団法人学びの文庫。司書等の選書により、自由に閲覧等ができるアート関連の書籍を配置し、本を通してアートに気軽に触れられる場を創出​します。そこで訪れた方が気になった本があれば、よく利用する図書館にあるかどうかを調べることもできます(株式会社カーリルのサービスを活用)。また、芸文センター1階にあるアートライブラリーの紹介も行い、「アートって何だろう?」をキーワードに、スペースに訪れる様々な人の「入口」となる本棚をつくっていきます。

各社の想いを公共R不動産の守屋がグラレコでまとめました!(※学びの文庫の「アートの入り口になる本棚」に記載の「QRコード」とは「株式会社カーリル」のサービスを指します。)9/14にはAOAAでグラレコ教室も予定しています。

7月21日の準備会議では、コクヨ株式会社提供の可動家具をササっと組み替えて会議仕様に。ホワイトボードが即席のスクリーンに早変わりしました。5月以降オンラインで打ち合わせを重ねてきた各社メンバーですが、全員がリアルで集うのはこの日がはじめて。対面で生まれる熱気の中で、アイデアがあふれ出しました。

楽しいアイディア会議の様子

8月は子ども向けイベントが目白押し!

8月は子ども向けのイベントが複数予定されています。

実施
概要
「テクノロジーであそぼう!AICHI Robot Challenge」
 テンプレートのロボットを組立て、VIVITAオリジナルツール(VIVIWARE Cell)でミッションにチャレンジしながら自分好みにカスタマイズするワークショップです。モノが動く仕組みやプログラミングの世界に触れ、モノづくりの楽しさと出会います。
実施
期間
1. 2023年8月15日(火曜日)午後1時30分から午後3時まで
2. 2023年8月30日(水曜日)午後1時30分から午後3時まで
対象小学1~6年生(小学3年生以下の場合は保護者同伴としてください。)
定員1、2 各10人(申込先着順)
参加料 無料
参加申し込み専用フォームから事前申込み
URL:https://forms.gle/mnZGkXmkFQHkDu518
申込期間:2023年7月19日(水曜日)から8月14日(月曜日)まで
※定員になり次第、申込受付終了となります。
「テクノロジーであそぼう!AICHI Robot Challenge」申し込みはこちらから
実施
概要
「LEGO®カーを作って、動かそう! ~キミが博士だ!」​
 「LEGO®カー」を制作し、自分自身でプログラミングして障害物コースを走破させることにチャレンジするワークショップです。モノづくりの楽しさ・プログラミングの面白さを、学生たちが教えます。
実施
期間
1. 2023年8月22日(火曜日)午前10時から正午まで
2. 2023年8月22日(火曜日)午後2時から午後4時まで
3. 2023年8月25日(金曜日)午前10時から正午まで
4. 2023年8月25日(金曜日)午後2時から午後4時まで
対象小学1~6年生(小学3年生以下の場合は保護者同伴としてください。)
定員1~4 各5人(申込先着順)
参加料無料
参加申し込み専用フォームから事前申込み
URL:https://forms.gle/RtVDetsSYo6jcSAf8
申込期間:2023年7月19日(水曜日)から8月21日(月曜日)まで
※定員になり次第、申込受付終了となります。
「LEGO®カーを作って、動かそう! ~キミが博士だ!」​申し込みはこちらから

使いながら考える。あなたがアートと掛け合わせたいものは?

まずは場所を使ってみることから始まったAOAA。9月以降は週一ペースでワークスペースやアトリエとして一般開放する時間を設けていきます。学びの文庫提供の本や、VIVITA JAPAN提供のVIVIWARE Cellも常設予定です。直近の予定はAOAAのインスタグラム、または愛知県HPをご確認ください。イベント向け貸しスペースとしての運用は予定していませんが、この場所の運営に興味がある、など一緒に何かしてみたい事業者の方がいらっしゃいましたら、お気軽にインスタのDMからメッセージをください。上記の連携4社+OpenA(公共R不動産)からなるAOAAプロジェクトから事業趣旨と照らし合わせて返信致します。新しい公共空間のあり方を、ともに検証していきましょう!

コクヨ提供の什器。9月以降、ワークスペースとしても開放していきます。本棚には学びの文庫提供の300冊を超える本、VIVITA JAPAN提供のVIVIWARE Cellも置かれ、自由に手に取れるようになる予定です。
イベント中も外から中がのぞけます。ここから芸文センター全館、そして栄のまち全体へ、ワクワクが染み出していってほしい。

関連ページ
愛知芸術文化センター活性化パイロット事業 トライアル利用事業者募集 (2023年4月募集終了)
愛知芸術文化センター活性化アイデア募集 (2022年9月募集終了)

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