「公共不動産データベース」とは、全国の遊休公有財産の情報を一元化したサービス。自治体は簡単な操作で物件情報を登録することができ、民間事業者は面積や築年数など整理されたデータ項目と写真が大きく見やすいデザインで、全国の遊休公有財産情報を一気に検索することができます。
そんな公共DBの中から、公共R不動産メンバーがテーマに沿って気になる物件をセレクトしていきます。今回のテーマは「築年浅め」(築30年以内)です!
補足ですが、公共DBは「エリア」「カテゴリ」「契約種別」「面積」「決定プロセス」などなど、全国の物件を様々な項目から検索できることも特徴の一つです。
今回はこの検索機能を使って、「築年数30年以内」という条件で検索した物件からセレクトしています!
※公共R不動産による独断と偏見でピックアップしています。
物件の詳細は、各リンクの物件情報と問合せ先からご確認ください(閲覧には会員登録が必要です)。
田園都市で地場産レストラン構想
淡路風車の丘(あわじかぜのおか)
https://db.realpublicestate.jp/estates/3802
城下町で新たな食のミニファクトリー
作州城東屋敷(岡山県津山市)
https://db.realpublicestate.jp/estates/3195
まるで歴史的建造物のようですが、1993年に新築された新耐震基準の建物。津山城下町の町家の特徴を取り入れた建築デザインが見応えありです。城下町の風情ある出雲街道沿いという立地で、周辺には商業施設や観光施設があります。観光客や地域住民に向けて、地元の農産物を使った加工食品やお土産のつくる過程を見せるミニファクトリー兼、販売所とかどうでしょう。
オーガニックな暮らしを体験?
旧上野台中学校・東小川小学校(埼玉県小川町)
https://db.realpublicestate.jp/estates/2645
東京から1時間ほどに位置する埼玉県小川町。自然農が盛んだったり酒蔵があったりと、オーガニックな暮らしを求めて移住したり2拠点での暮らしを送る人が多い町です。そんな町中の廃校活用ということで、自然農の勉強ができたり、美味しい野菜が食べられるレストランや、ショートステイができる宿泊機能や、ちょっとしたワークスペースもあるといいなぁ、、と夢は膨らみます。
渡良瀬川のほとりで
花の渡良瀬公園多目的交流施設(栃木県日光市)
https://db.realpublicestate.jp/estates/3149
花の渡良瀬公園内にある施設。日光駅からも車で30分、駅舎や橋梁・トンネルなど38の鉄道施設が登録有形文化財というわたらせ渓谷鐵道の沿線にあり、最寄りの足尾駅からも徒歩5分という立地。平成30年度まで食堂として活用されていたのでカフェやテイクアウト業態であれば直ぐにはじめられそうです。駐車場(大型4台・普通車16台)もあるので、平日・休日メニューやテイクアウト商品の工夫次第で、地元民から観光客まで幅広い層を取り込めるかも⁉
健やかな一日のはじまりに
旧三岳青少年山の家(京都府福知山市町)
https://db.realpublicestate.jp/estates/368
福知山で最も高い山である三岳山の中腹にある青少年山の家。円形のランチルームからは段々畑や山々を見下ろすことができ、農村風景広がるロケーションに位置しています。今の季節、紅葉に色づいているようです。神戸の六甲山では、朝に山に登り、朝食を食べ、一っ風呂浴びて仕事を始めるような、毎日登山の文化があるといいますが、そんな山荘にある朝食処でお風呂にも入れるような場所に、いかがでしょう。
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リリースから約1年、全国の自治体から続々と公共不動産が掲載されてきています。まずは一度ご覧ください!
公共不動産データベース
https://db.realpublicestate.jp/
お宝物件を掘り出せ!「公共不動産ディぐるナイト」
公共不動産データベースには、民間の不動産サイトでは出会えないような奇想天外な物件や、希少な条件のお宝物件が眠っています。その中から、おもしろい物件を掘り起こしていくイベント 「公共不動産ディぐるナイト」。アーカイブ動画がありますので、見逃した方もご覧くださいませ〜
ご好評につき、シリーズ企画として第三弾も2022年1月頃に開催を検討してます。お楽しみに!
公共不動産リサーチプロジェクト始動。公共不動産の流通について考える
「公共不動産データベース」をさらに発展させるべく、新たなリサーチプロジェクトを始動。リサーチの過程を記録・公開しながら知見を掘り下げていく連載をはじめました!
大阪のベッドタウンにして田園都市の三田市。関西学院大学や三田西ICからほど近く、淡路大池と風車が印象的な「淡路風車の丘公園」中にあるレストラン兼交流施設が、なんと売りに出ています!新たに「地場産レストラン」として活用する事業者を公募する模様。このご時世でレストラン縛りは厳しいかも知れませんが、ご関心のある方はぜひ。現地説明会は11/29、応募期限は来年(2022年)の2/21まで。