公共R不動産のプロジェクトスタディ
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公共、民間、「オープンな自治会」の連携によるポジティブな循環/愛知県岡崎市「QURUWA戦略」の歩み

愛知県岡崎市で実施されている都市再生プロジェクト「QURUWA(くるわ)戦略」。公民連携で行われるさまざまな取り組みが奏功し、まちに次々と新しい景色が生まれています。2023年には、まちづくりの好例としてグッドデザイン金賞を受賞。多様な人が関わりながら進むQURUWA戦略の中でも、本記事では、籠田公園・中央緑道の公共空間整備と、そこから生まれた民間主導の空間、動きの掛け合わせによるまちづくりについて、行政と民間事業者、それぞれの立場の方々にうかがいました。

QURUWA戦略の一環で整備された中央緑道(提供:前田智恵美)

「QURUWA戦略」の背景

愛知県のほぼ中央に位置する中核市、岡崎市。その中心市街地は、1990年代には県内でも有数の繁華街として栄えました。しかしモータリゼーションの進展や郊外型ショッピングモールの出店など、時代の変遷とともに商店や人口は減少。市内でも特出して高齢化率や空き家率の高いエリアとなりました。

そこで岡崎市は2014年より、中心市街地周辺とその周辺エリアを「乙川リバーフロント地区」と名付け、都市再生プロジェクト「乙川リバーフロント地区整備基本計画」に着手しました。

乙川リバーフロント地区の大きな特徴は、エリア内の約50%が公共空間だということ。岡崎市は、この豊富な公共空間を効果的に活用することが、都市再生への大きな鍵になると考えました。そして2017年度末から「乙川リバーフロント地区公民連携まちづくり基本計画-QURUWA戦略-(以下、QURUWA戦略)」をスタートさせました。

「QURUWA」は人が歩くための動線

QURUWAのイラストマップ(イラスト:桑田亜由子)

「QURUWA」とは、乙川リバーフロント地区内にある「名鉄 東岡崎駅」や一級河川「乙川(おとがわ)」、「岡崎市図書館交流プラザ りぶら」、「籠田公園」などの公共空間を結ぶ約3Kmの主要回遊動線のことです。岡崎城跡の「総曲輪(そうぐるわ)」の一部と重なり、動線をつなぐと「Q」の字に見えることから、この名前が付けられました。

この動線を人がそれぞれの目的地まで歩いて回遊し、さまざまな過ごし方をすることで、その波及効果としてエリアの活性化として住民の暮らしの質とエリアの価値向上を促すことが、QURUWA戦略の主な狙いです。

「公園」と「緑道」のリノベーション

写真左から、「studio36一級建築士事務所」共同代表兼「株式会社南康生家守舎」代表の畑克敏さん、岡崎市役所まちづくり推進課QURUWA戦略係の中川健太さんと高橋明日香さん。QURUWA戦略の舞台の一つである中央緑道にて撮影(撮影:飯田圭)

「QURUWA戦略の大きな特徴は、行政主導で河川敷や公園などのデザイン性や活用性を高めた公共空間整備を行い、そこを民間事業者が活用する『大きなリノベーション』と、民間事業者主導による新たな空間づくりやコンテンツづくりといった『小さなリノベーション』が同時に行われてきたことです」と、岡崎市役所 まちづくり推進課 QURUWA戦略係 係長の中川さんは話します。

「大きなリノベーション」の中心となったのは、QURUWA戦略の基幹プロジェクトとして2017年から2020年にかけて行われた「籠田公園」と「中央緑道」の再整備です。

中央緑道より見る。「エリアの価値を高める街のシンボル」として再整備された籠田公園。コンセプトは、「つどい、つながり、つづく」。籠田公園・中央緑道共に、設計はオンサイト計画設計事務所が手がけた。(撮影:飯田圭)

2019年にリニューアルを終えた新しい籠田公園の中心には、広々とした芝生広場があります。これは整備以前から籠田公園では地域住民が自主的に芝生を管理しており、その住民の思いを継承する形で敷かれたのだそうです。

芝生広場の両サイドには、鉄棒やブランコ、複合遊具、噴水(夏季のみ)など、子どもの遊び場が充実しています。また、屋根付きの休憩スペースや、多目的に活用できるステージがあり、キッチンカーの乗り入れも可能。日常でもイベント時にも使用しやすい配慮がされています。

夏季は噴水が子どもたちに大人気。遊具を囲むようにして屋根付きの休憩スペースが設置されており、大人たちは少し離れた場所から子どもを見守ることができる(撮影:飯田圭)

「リニューアルの前と後で、籠田公園の利用状況は一変しました」と中川さん。

かつては閑散とした雰囲気でしたが、現在はというと、朝には地域住民がラジオ体操を行い、日中は小さな子どもを連れたファミリーが集い、そして夕方になると、小学生が遊んだり、中高生が勉強をしたり、ダンスの練習をしたり。また、日常的にキッチンカーが出店しているため、コーヒーを片手に仕事や打ち合わせなどをするビジネスパーソンの姿も見られます。

2022年より指定管理者制度が導入され「ホーメックス・三菱地所・三菱地所パークス共同体」が公園運営を担っている。写真の黄色いキッチンカーは、ほとんど毎日のように出店している「hiro.café」(撮影:飯田圭)

一方、中央緑道は、2020年に完成した公園橋「桜城橋」から籠田公園までを結ぶ延長約300mの緑道です。今回、「道でもあり、広場でもある」という「みちひろば」をコンセプトに再整備がなされました。

桜城橋側から見た中央緑道。景観への配慮や防災面の対策のため、沿道は無電柱化されている(撮影:飯田圭)

河岸段丘の傾斜や、以前からあったヒマラヤスギを活かして「大階段テラス」や「立体テラス」を設置。安全に歩ける歩道であり、かつ緑に囲まれながらくつろげる休憩スペースとしても、生まれ変わりました。

籠田公園と中央緑道には、可動式のテーブルや椅子が設置されており、自由に動かすことができるのも大きな特徴。1人で読書や仕事をしたり、ファミリーや友人同士で食事をしたりと、多様な過ごし方ができる(撮影:飯田圭)

夏祭りの復活を目的に「ネオ自治会」が組成

籠田公園と中央緑道は、第二次世界大戦後の戦災復興土地区画整理事業により整備された歴史があり、戦後復興の象徴として、長い間市民に愛されてきた存在であるとともに、再整備には多額の予算が必要でした。そのため、再整備計画に反対の声も多かったのだそうです。

そこで再整備にむけた合意形成のため、行政と住民が意見交換を行う市民ワークショップや地域主催の地元説明会などを複数回にわたって開催。行政と民間、地域住民が根気強く対話を続け、意思の疎通を図っていきました。

そんなプロセスを通じて、新しい関係性が生まれました。

中川さん「再整備に向けたワークショップでは、『新しい籠田公園でどんな過ごし方をしたいか』というテーマで意見を出し合いました。その中で住民の方から『かつて籠田公園で開催していた盆踊りを復活させたい』という声があがったんです」

OLYMPUS DIGITAL CAM中川さんは岡崎市の職員として、乙川リバーフロント地区整備計画の初動期から10年以上にわたりこのプロジェクトに携わっている。ランニングをしながら日々街の様子を眺めるのが日課だという(撮影:飯田圭)

多くの場合、夏祭りなどの行事は学区や町内会ごとに企画されるのが慣例です。しかし、30年前に開催されていた籠田公園の盆踊り大会は、学区や町内会の枠を越えたものでした。

「籠田公園の再オープンを記念して、途絶えていた盆踊り(夏祭り)を復活させたい」。その思いがきっかけとなり結束力が芽生え、「ネオ自治会」とも言える、QURUWAエリア内の籠田公園と中央緑道周辺7つの町内会による連合体「QURUWA7町・広域連合会」が発足しました。

そして籠田公園リニューアル工事完了の翌月である2019年8月、「籠田公園夏祭り」が開催されました。
今では、QURUWAエリア内にある岡崎市図書館交流プラザ りぶら、籠田公園、桜城橋という3つの公共空間を会場にして、3週末連続で夏祭りが開催されています。

籠田公園夏祭りの様子(提供:岡崎市)

中川さん「夏祭りを開催したことによる大きな収穫は、新たなコミュニティがつくられたことです。ひとつの目標に向かって協力しあうことで、お互いを知ることができました」

夏祭りの準備の最中に「あいつは誰だ?」

この夏祭りの影の立役者が、中央緑道沿いにオフィスを構える、「studio36一級建築士事務所」共同代表兼「株式会社南康生家守舎」代表の畑克敏さんです。畑さんは岡崎市のまちづくりデザインアドバイザーである藤村龍至氏の建築事務所で勤務していましたが、乙川リバーフロント地区整備計画がきっかけで2015年に岡崎市へ移住しました。設計事務所を立ち上げる前には、QURUWA戦略策定等のサポートを行うNPO法人「岡崎まち育てセンター・りた」の職員として、都市計画の立案や市民ワークショップのコーディネートなどにも携わってきました。

移住者である畑さん。今では中央緑道沿いに、自身の事務所も入居する複合ビル「偶偶 GUUGUU」を営むなど、岡崎のキーパーソンのひとりとして活躍している。(撮影:飯田圭)

畑さん「籠田公園の整備が終わった頃、僕はまだ自身の事務所を立ち上げて間もなく、時間があったこともあり、積極的に夏祭りの手伝いをしていました。30年ぶりの開催なので、何も設えがなく、櫓も単管パイプでつくられていたんですが、そこで町内会の方が『提灯がなくて寂しいんだよね』とつぶやいていて……」

そこで畑さんは、「じゃあ僕がやります」と自ら手をあげて、提灯の協賛依頼から集金、設営までを担当したのだそうです。

畑さん「僕は兵庫県出身で、縁あって岡崎で事務所を構えましたが、地元のみなさんから見たらいわゆる『ヨソモノ』です。でも、積極的に夏祭りに関わる姿を町内の方々が見てくださって、『あいつは誰だ?』と、だんだん名前を覚えてもらえるようになりました」

「ポジティブな活動」が「ネガティブな声」のふたになる

現在、畑さんは建築設計の仕事の傍ら、有志たちと実行委員会を組織し、籠田公園と中央緑道を中心に周辺エリア一帯を舞台にしたイベント「丘の途中のマーケット」を主催しています。

中央緑道と籠田公園、桜城橋、周辺店舗など、エリア一体で開催される丘の途中のマーケットのテーマは、「このまちのちょっと先の日常」をイメージし、実際に形にしてみることだという。昼のマーケットだけでなく、夜市や里山観光ツアーなども行う。写真は籠田公園会場での様子。(提供:前田智恵美)

2021年にスタートし、以降年に数回開催している丘の途中のマーケット。フードや雑貨、ワークショップなどを提供する約100店の出店者が集い、今では市内外から大勢の人が訪れる人気イベントになっています。畑さんはなぜ、丘の途中のマーケットを始めたのでしょうか。

畑さん「僕はシンプルに、籠田公園や中央緑道が好きなんです。よくできていると思うし、ワクワクします。こんな豊かな空間に、無料で滞在できるなんてすごいことだと思います。この設計のよさをわかってほしい、もっといろいろな人に使って欲しい。そんな思いで始めました。

公共空間って、どれだけいい整備がなされても、どうしても一定の不満は出てきます。たとえば、電源の位置が悪いとか、イベントの音がうるさいとか。でも僕たちは、この空間を楽しみながら活用しています。そうしていると、ネガティブな声があまりあがってこないんです。つまり、ポジティブな動きが、ネガティブな声のふたになっているんだと思います」

取材当日、中央緑道のテラスでは、岡崎のイタリア料理店マルズ、イタリア料理店Kisaku、ワインセラーウメムラと合同企画で、屋外で本格イタリアンを楽しめるイベント「Tavola Lunge Lungo」が開催されていた。夕暮れ時、幅90cm、長さ10mの長いテーブルを囲み、料理を楽しむ。この企画・設計・設営もstudio36が行っている(撮影:公共R不動産)

公園整備に牽引されて「小さなリノベーション」が生まれる

公共空間の「大きなリノベーション」にインスパイアされるように、まちに主体的に関わろうとする地域住民や民間事業者による「小さなリノベーション」が次々と起こっています。

籠田公園周辺には2024年現在、カフェやジューススタンド、セレクトショップ、ラーメン店、アパレル店など、小規模ながら個性的な店舗がたくさん並んでいます。QURUWA戦略の開始以来、QURUWAエリアには多数の新規店舗がオープンしており、岡崎市によると、2019年から2023年にかけての出店は75店舗(年度平均15店舗)を超えているそうです。

(参考:岡崎市 https://www.city.okazaki.lg.jp/1100/1184/1176/p035191.html

これほどまでに多くの新規出店が行われる一因には、QURUWA戦略の一環で岡崎市が取り組んできた「リノベーションまちづくり」があります。

リノベーションまちづくりとは、まちの遊休不動産や人的資源など、今ある資産を活用して地域課題を解決する取り組みです。岡崎市では2016年と2020年にかけて、中心市街地に実在する遊休不動産を対象にビジネスプランを考える実践型のスクール「リノベーションスクール」が4回開催されました。

2020年にオープンしたホテル「Okazaki Micro Hotel ANGLE」も、リノベーションスクールがきっかけで生まれた「小さなリノベーション」の一つです。「Okazaki Micro Hotel ANGLE」は今、宿としての機能だけでなく、岡崎のまちの魅力を伝えるメディアの役割も担っており、観光マップの制作やまちあるきなどのイベントも開催。市内外から、多くの訪問客を呼び込んでいます。

籠田公園の目の前にある、元カメラ店をリノベーションした宿「Okazaki Micro Hotel ANGLE」。設計を担当したのは畑さん。アングルのオーナーである飯田さんも「丘の途中のマーケット」実行委員会のひとり。(画像:Okazaki Micro Hotel ANGLE 公式Instagramより)

「役所のやりたいことがようやくわかった」──ハード整備の持つ力

このように「乙川リバーフロント地区整備計画」の開始以来、さまざまな取り組みが実施されてきました。しかし、まちの空気感が明るくなったと感じるようになったのは、「籠田公園ができてから」だと、中川さんと畑さんは口をそろえて言います。

中川さん「ハードの整備は否定されがちですが、『ちゃんとやれば』効果があると思うんです。しっかり丁寧に、地元の声を聞いて受け止めて、ランドスケープに落とし込んだからこそ、いい変化が生まれたのだと思います。

正直、籠田公園ができる過程では、地域の方の理解を得るのがとても大変でした。でも、籠田公園の再整備を終えてしばらく経った頃、ずっとハード整備全体に対してに好意的でなかった方とまちですれ違ったときに、『(籠田公園が完成して)市役所がやりたかったことがようやくわかった』と言ってくださって…。その言葉を聞いて、涙が出そうになりましたね」

持続可能な地域活動のための開かれた組織「次世代の会」

QURUWA7町・広域連合会の発足以降、籠田公園・中央緑道周辺の整備・活用事業においては、同連合会と地権者、民間事業者、行政が密に連携をとりながら進められることになりました。

ところが、そこには課題もありました。実は岡崎市は、自治会加入率が約9割と全国的にも非常に高い水準を維持しています。しかし、その地域活動の中心にいるのは60代から70代の方が多く、高齢化が進むことで持続が困難になります。

そこで2021年、QURUWA7町・広域連合会の実働を担うべく、周辺事業者や地域住民、行政職員、町内会などの枠を越えた30代から40代を中心としたオープンな会議体「QURUWA7町・広域連合会 次世代の会」(以下、次世代の会)が発足しました。

次世代の会は、参加者が自発的にまちの課題を発見し、必要なプロジェクトを提案・企画したり・お互いサポートしたりする地域活動の担い手として活動します。中川さんと畑さんも、この「次世代の会」に参加しています。

畑さん「地域で活動する上で、お互いの『顔が見えている』というのはすごく大事なことです。全員に応援してもらうというのは難しいかもしれないけど、かといって反対もされずに自由に振る舞える。そんな状況を、次世代の会が日々の関係性から作ってくれているのだと思います。それはすごくありがたいことです」

民間からエリアビジョンを提案

畑さんは、中央緑道沿いの「南康生」というエリアに、1階がジェラート屋さんやシェアキッチン、上階にはオフィスが入居する複合施設「偶偶(ぐうぐう)」という拠点を構え、同時に南康生のエリアマネジメントを担う家守会社「(株)南康生家守舎」を立ち上げました。

畑さんの事務所も入居する複合施設「偶偶(ぐうぐう)」。(撮影:Asuto Noda)
同じく中央緑道沿いの、遊休化していたビルの1階をリノベーションし、酒屋とパン屋、工房からなる複合施設に生まれ変わった「NEKKO OKAZAKI」(撮影:Asuto Noda)

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畑さん「籠田公園の整備の経緯を見てきて、『空間ができて、はじめてみなさんに理解されることがある』と気づきました。だからこそ逆に、『空間を作れば、人の動きも変わるはず』とポジティブに捉えることができるんです」

そして畑さんは、南康生家守舎のメンバーなどとともに、より豊かな暮らし方(住み方、働き方、遊び方)を目指す「南康生地区のエリアビジョン」を作成。これは民間発・民間主導の提案という形で岡崎市へ提示し、現在、QURUWA戦略のプロジェクトの一部に組み込まれています。

南康生エリアビジョン。全体コンセプトは「これからのストーリーを語れるコミュニティと暮らす」(提供:南康生家守舎)

QURUWAを楽しむ新世代

QURUWA戦略がスタートしてから月日が経ち、新世代も育ちつつあります。2023年に新卒で岡崎市役所へ入所し、まちづくり推進課 QURUWA戦略係で、主に情報発信を担当する高橋さんもそのひとり。仕事としてQURUWA戦略を進める立場でありながら、最近QURUWAエリア内に越してきた地域住民でもあります。高橋さんは、「QURUWAでの暮らしはすごく楽しいです」と笑顔で語ります。

QURUWAエリアの情報発信などを担当する高橋さん。「市役所内でもまだまだQURUWAの活動が浸透していないと感じるので、職員にもっと積極的にまちに関わって欲しい」と話す(撮影:飯田圭)

高橋さん「QURUWAの中に住むことで、たとえば籠田公園で小さい子と遊んだり、立ち飲み屋さんで違う世代の方と知り合ったりと、いろいろな人と自然に交流することができています。学生の頃はパンデミックの影響で人と直接関わることがあまりできなかったので、人とつながれることがうれしいです」

中川さん「まちづくり戦略が、実際に暮らしの楽しさにつながっているという声を聞けると、感慨深いですね。このプロジェクトが始まった約10年前を思い出すと、そんなことは想像もできなかったので。」

行政と民間事業者、そして自治会が連携して進める岡崎のまちづくり。それぞれの立場からこそできる、ポジティブな活動により、年々まちに関わるプレイヤーが増え、さまざまな動きが交錯し、好循環が生まれています。

「QURUWA戦略」をまちの方向性を示す指針にして、どんどん進化していく岡崎のまちに今後も注目です。

QURUWAウェブサイトはこちら
https://quruwa.jp/

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