部分から全体へ、そして単一部署から横断連携へ、領域を拡張していく再整備検討プロセス
公共R不動産ではメディアやR&D(研究開発)のほか、行政や企業と連携してパブリックスペースの活用等を推進する「プロジェクトプロデュース」の活動も行っています。
今回のプロジェクトで対象となっているのは、唐津市の松浦川岸に位置するする「松浦河畔公園」。子ども向けの遊具・芝生広場・スケートボードパーク・スポーツ広場等がある23.8haの自然豊かで広大な公園です。 2022年から再整備に向けた検討が始まり、2022年度は基本構想(コンセプト)策定、2023年度は民間事業者へのサウンディング実施、そして2024年度は活用社会実験を実施しながら、実際の事業化に向けた要件の整理・検討を進めています。
本プロジェクトを担当している金子愛、鎌田芙実、そして飯石藍が聞き手となり、本プロジェクトの立ち上がった背景、プロジェクト推進において大切にしているポイントについて話しています。
唐津市松浦河畔公園再整備
https://www.realpublicestate.jp/project/karatsu/
プロジェクトのポイント
- 部分から全体へと検討範囲を拡張
- 部分的な広場の活用検討のみならず、公園全体のコンセプトから問い直す
- 全体の整備計画と連動し、エリアごとのゾーニング、コンセプト、整備方針を策定
- 部署横断で公園のコンセプト検討
- 公園のみならず様々な部署の若手職員を集めたワークショップを企画
- 「いち職員」ではなく「いち市民、いち利用者」の目線で
- 公園でどんなことがしたいか から考える
- 当事者意識を醸成するプロセスメイキング
- 安心して意見を出せる場づくり
- 活用社会実験のステップを踏んでから本格検討
- 開園以来初めての公園イベント
- 公園の未来を想像し、それを具現化した社会実験
- 地元のプレーヤーとの連携体制構築
- 住民への認知向上