公共R不動産研究所に関する記事
公共不動産の活用プロセスを捉え直す―公共DB担当の頭の中 #05前編
2024/11/20公共不動産活用の情報プラットフォーム「公共不動産データベース」に携わる担当者の目線から、日頃公共不動産活用について感じていることを綴ります。これまでは物件カテゴリに着目して深掘りしてきましたが、公共不動産を活用する主体が決まるに至るプロセスとしくみにも目を向けます。今回は、公共不動産データベースの活用傾向、特に「決定プロセス」に着目しながら、公共不動産活用の事業者選定プロセスを捉え直します。
公共空間を耕す人々 vol.3/地方都市でこそできる山口情報芸術センター[YCAM]の実験
2024/10/2歩行者天国をはじめ、市井の人びとの公共空間の使いこなしをリサーチしてきた内海研究員。今回は、山口県山口市にある山口情報芸術センター、通称YCAMが目指すものについて掘り下げます。インタビューから浮かび上がったのは、まさに「耕す」ように、まだわからない未来を見据えて実験を重ねる人々の姿でした。
公共不動産活用で「まちを変える」(後編)―公共不動産活用が広がるには?研究員トーク
2024/9/18「公共不動産を活用した公民連携プロジェクトは『まちを変える』有効な選択肢のひとつ」と常々語る矢ヶ部研究員。このコラムでは、公共施設再編や公共不動産活用を、単なる公共サービスの再編やファシリティマネジメントの効率化にとどまらず、「まちを変える」視点から捉え直します。後編は「まちを変える」公共不動産活用がさらに広がるには?をテーマにした研究員トークをお届けします。
公共不動産活用で「まちを変える」(前編)―潮目が変わる公民連携・公共不動産活用概論
2024/9/11「公共不動産を活用した公民連携プロジェクトは『まちを変える』有効な選択肢のひとつ」と常々語る矢ヶ部研究員。このコラムでは、 公共施設再編や公共不動産活用を、単なる公共サービスの再編やファシリティマネジメントの効率化にとどまらず「まちを変える」視点から捉え直します。前編では、一般財団法人 土地総合研究所の機関誌『土地総合研究』(2024年春号)への寄稿文をベースに、公民連携による公共不動産活用のこれまでと現在の状況をお伝えします。
シナリオプランニングをまちに適用したら?──不確実な社会下のエリアの戦略をつくろう!
2024/6/5シナリオプランニングという手法を聞いたことがあるだろうか。これは、企業経営に広く利用されているマネジメント手法である。もとは第二次世界大戦中に米国が開発した軍事戦略のマネジメント手法だったそうだ。戦後、この手法が企業経営の手法として応用され始めた。今回の記事では、この企業経営のマネジメント手法を「まち」に適用する妄想をしてみよう。
研究員TALK:僕たちの関心の所在とこれからの動きかた
2024/5/22すぐに結論は出ない断片的な素材を少しずつ記録しながらオープンな場で議論を積み重ね、次なるプロトタイプや提言に繋がれば。そんな気持ちでスタートした「公共R不動産研究所」。1年の動きを振り返りながら、研究所の次のテーマを探ります。
まちなかの卓球台の可能性/アートプロジェクト「PING PONG PLATZ」から都市の「遊び」を考える
2024/4/17東京都墨田区のアートプロジェクト「隅⽥川 森羅万象 墨に夢」(通称:すみゆめ)で実施された企画「PING PONG PLATZ」。そのレポート記事を公共R不動産の内海皓平が執筆しました。この記事では、屋外空間に卓球台を置くことで、人々が交差し様々な現象が起こる仕掛けを創出するこのアートプロジェクトの風景を出発点に、公共空間におけるアートの可能性を研究員たちで議論します!
「Public Space Chart(仮)」#04 /『パタン・ランゲージ』をもう一度読んでみる!
2024/3/6公共空間のあり方も使われ方も多様化する、激動期の今、改めて「公共空間を客観的に評価できる指標をつくってみたい」という壮大な野望を抱く岸田研究員と内海研究員。名づけて「Publicc Space Chart(仮)」。第4回目の今回は、妄想会議の中で時折会話に出てきていた、岸田研究員の「公共空間版パタンランゲージ」なるワード。その発想の源流となるクリストファー・アレグサンダーの名著『パタン・ランゲージ―環境設計の手引』(鹿島出版会、1984年)とその後の進化について、改めて読み解きます!
「公共不動産データベース」担当の頭の中 #04 民間のパブリック空間
2024/2/7公共不動産活用の情報プラットフォーム「公共不動産データベース」に携わる担当者の目線から、日頃公共不動産活用について感じていることを綴ります。第4回は「民間のパブリック空間」についてです。まちの公共的な空間を担うのは公的な団体だけではありません。民間が担うパブリック空間には、考えるべき多くのヒントが埋まっています。
公共空間のみちしるべをつくりたい「Public Space Chart(仮)」妄想会議 #03
2024/1/24公共空間のあり方も使われ方も多様化する、激動期の今、改めて「公共空間を客観的に評価できる指標をつくってみたい」という壮大な野望を抱く岸田研究員と内海研究員。名づけて「Publicc Space Chart(仮)」。妄想会議の第3回目の今回は、実際に公共空間にまつわるプロジェクトを動かす研究所メンバーの実体験も交え、どんな評価手法を目指したいかについてディスカッションします。単純化を避け、複雑なままに突き進むこの評価指標づくりはどこへ向かうのか……?!