公共R不動産の本
公共R不動産の本

[4/30]柔らかい都市のつくり方
『テンポラリーアーキテクチャー』刊行記念トークイベント/本屋B&B

下北沢BONUS TRACKにある本屋B&Bさんで、「テンポラリーアーキテクチャー」刊行記念トークイベントを開催します。
ゲストは伊藤総研さん。“メディアや社会実験が都市をどう変えるか?”についてトークします。

  • スピーカー
    馬場正尊(建築家・株式会社OpenA代表/公共R不動産ディレクター)
    伊藤総研(伊藤総研株式会社代表)
  • 日程|2021年4月30日(金)
  • 時間|20:00~22:00
  • 場所|リアルタイム配信
  • 入場料 
    配信参加 1,500円(税別)
    配信参加+サイン入り書籍 1,500円+2,300円(税別)
  • 本屋B&Bのイベントページ >>こちら

イベントのご予約はこちらから!

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

“メディアや社会実験が都市をどう変えるか?”

僕はかつて、広告会社で働いていたり、雑誌の編集をしたり、建築を基軸にする前は、どちらかというとメディアの世界にいた。

だからこそ今でも、本を書くことや東京R不動産のようなメディアを作ることで新たな問題提起を投げかけ、プロジェクトや建築をつくる、という作業を繰り返している。

新著『テンポラリーアーキテクチャー/仮設建築と社会実験』も、本一冊がそのまま企画書という気持ちでつくった。

建築のような物質的でハードなモノだけでなく、メディアや社会実験のように形なきモノや状況をつくることも、都市の風景をつくる手段だと思っている。

今回のトークでは、メディアや社会実験が、都市の風景にどのようなインパクト与えるか、さらに具体的にどんな方法で企画、実行するか、話し合ってみたい。

こんな横断的なテーマに付き合ってくれる対談相手は誰だろうか?

とっさに頭に浮かんだのが伊藤総研さんだった。

伊藤総研さんは、小さな組織の総合研究所。最初は一人で総研を名乗っていて、それが劇団ひとり、みたいでユニークだったのだけど、いつの間にかに組織が大きくなって、シャレではなくなっているのが皮肉だ。

ただ一貫して、既存の形にとらわれない手法で都市を揺さぶっている。自由さ、変幻自在さで、時代にフィットした仕掛けを繰り出している。その柔らかさが、ずっと気になっていた。

都市とメディアをめぐるお互いの活動を紹介しながら、これまでの、そしてこれからの都市に仕掛けてみたい実験について話し合ってみたい。

(馬場正尊)

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

【出演者プロフィール】

馬場正尊(ばば・まさたか)
建築家、株式会社OpenA代表、公共R不動産ディレクター。1968年佐賀県生まれ。1994年早稲田大学大学院建築学科修了。2003年OpenAを設立。建築設計、都市計画、執筆などを行い、同時期に「東京R不動産」を始める。2015年にウェブメディア「公共R不動産」をスタート。建築の近作として「泊まれる公園INN THE PARK」(2017年)、「佐賀城内エリアリノベーション」(2018年)など 。 近著に『PUBLIC DESIGN 新しい公共空間のつくりかた』(学芸出版社、2015)、『公共R不動産のプロジェクトスタディ』(学芸出版社、2018)など。

伊藤総研(いとう・そうけん) 
1974年福岡県生まれ。広告キャンペーン制作、企業のコーポレートブランディング、雑誌や書籍の企画・編集、映像・WEB制作、現在に至るまで活動は多岐に渡る。主な仕事として、ソニー企業「GINZA SONY PARK PROJECT」、エルメス「ラジオエルメス」、SEIKO140周年プロジェクト「やさしい時間/時問時答」、松屋銀座150周年プロジェクト「デザインの松屋」、トヨタ自動車「五大陸走破」、資生堂「BAUM」、NHK福岡開局90年プロジェクト「みんなが出るテレビ」、⻁ノ門ヒルズ「⻁ノ門横丁」など。また、雑誌『BRUTUS』では「今日の糸井重里」「山下達郎のBrutusSongBook」「福岡の正解」など、年に数冊、企画立案から編集作業までを携わり、過去30冊以上の特集を担当。出身地の福岡でも事務所を構え、東京と福岡で2拠点で活動している。
https://www.itskn.jp/

本屋B&Bのイベントページはこちら

  

連載

すべての連載へ

公共R不動産の本のご紹介

クリエイティブな公共発注のための『公募要項作成ガイドブック』

公共R不動産のウェブ連載『クリエイティブな公共発注を考えてみた by PPP妄想研究会』から、初のスピンオフ企画として制作された『公募要項作成ガイドブック』。その名の通り、遊休公共施設を活用するために、どんな発注をすればよいのか?公募要項の例文とともに、そのベースとなる考え方と、ポイント解説を盛り込みました。
自治体の皆さんには、このガイドブックを参照しながら公募要項を作成していただければ、日本中のどんなまちの遊休施設でも、おもしろい活用に向けての第一歩が踏み出せるはず!という期待のもと、妄想研究会メンバーもわくわくしながらこのガイドブックを世の中に送り出します。ぜひぜひ、ご活用ください!

もっと詳しく 

すべての本へ