公共R不動産のプロジェクトスタディ

公共R不動産のプロジェクトスタディ

国内外で進んでいる公共空間活用の面白い事例を紹介。選定のポイントは”しくみとデザイン”。補助金に依存していない持続可能なしくみであること、また、これまで公共空間では見過ごされがちであったデザイン性に優れたものであるという点を重視して紹介しています。

開かれた公民館のような公共施設。
延岡市駅前複合施設「エンクロス」

2020/5/27

2018年4月にオープンした、宮崎県の延岡市駅前複合施設「エンクロス」。カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下、CCC)が指定管理者となり施設をプロデュースし運営を手がけています。企画会社として培ってきたクリエイティブな発想力と草の根的に地域にコミットする運営ノウハウとは?CCCが新たに起こした公共施設のイノベーションを紐解いていきます。

文化/スポーツ カフェ 市民参加 コミュニティ 指定管理

庁舎を地域のサードプレイスへ。
「開かれた県庁」が醸成する、佐賀県のクリエイティブマインド

2020/5/20

皆さんは「庁舎」という場所に、どんなイメージを抱くでしょうか。窓口で用事を済ませるだけ、特に親しみを感じる場所ではない、という人が大半かもしれません。ここ佐賀県庁は、そんな庁舎という空間の既成概念を覆す「開かれた県庁」です。今回はその空間やそこで行われる革新的なイベント、それらを支える独自の組織体制など、佐賀県庁が地域のサードプレイスとなった経緯についてご紹介します。

役所/庁舎 オフィス リノベーション 役所 行政

名古屋駅近くの廃校が、
次の100年をつくるインキュベーション施設「なごのキャンパス」へ

2020/4/15

東海地区のターミナル、名古屋駅から徒歩10分の「旧那古野小学校」がリノベーションされ、新たなインキュベーション施設が誕生しました。小学校という建物の記憶を残しながら、地域の未来へつなげていく公共施設の活用法とは。その誕生のプロセスと運営の仕組みをご紹介します。

学校/廃校 シェアオフィス インキュベーション施設 廃校

オフィス改革から始まる行政改革 
西予市役所

2020/4/8

西予市役所の4階フロア。ここには、総務課、財政課、まちづくり推進課、総合政策課の四つの課があるが、課の境界はありません。さまざまな場所で対話が生まれ、そこには市民の姿もあります。堅苦しい役所のイメージを刷新するオフィス空間です。

役所/庁舎 オフィス リノベーション 役所 行政

アーティスト集団Cascolandから学ぶ、
ボトムアップ型プロジェクトのアイディア

2020/4/1

オランダを拠点に世界で活動するアーティストネットワークCascoland(カスコランド)。ボトムアップのまちづくりの仕掛け人として、地域住民による持続可能な取り組みを行なっています。このたび、Cascolandの共同代表であるFiona de Bellさん(フィオナさん)とRoel Schoenmakersさん(ルウルさん)の来日をきっかけに、2020年1月10日にトークイベントが開催されました。その様子をレポートします。

その他 ボトムアップ アムステルダム イベントレポート

市民の自由を守る都市の余白 
テンペルホーフ空港

2020/2/19

380ha の巨大な空き地を市民の共有の庭へ ベルリン中心部からほど近い場所に広がる、茫漠とした風景。公園としてつくられたにしては、あまりにも広すぎる。それもそのはず、ここは第二次世界大戦中に軍事飛行場として使われていた...

公園/道路 コミュニティ ベルリン ガーデン 空き地 空港

トンネルが天然の貯蔵庫に 
浜松ワインセラー

2020/2/5

浜松にトンネルを活用したワインセラーがあります。うっそうと茂る緑をかき分けると現れるトンネル。ここがワイナリーの入り口です。

その他 鉄道 トンネル ワイン

廃校を地域のクリエイティブ拠点へ。
良品計画の「土着化」への試み

2020/1/28

良品計画の新たな事業として、千葉県大多喜町、鴨川市、南房総市などを舞台に、地域密着型のチャレンジが行われています。そのひとつの拠点である、大多喜町の旧老川小学校にうかがいました。

学校/廃校 小学校 コワーキングスペース 廃校 オフィス 無印良品 良品計画

民間事業者・自治体・制度発案者が考える
トライアル・サウンディングの可能性

2020/1/21

日本初、トライアル・サウンディングの制度を活用し、茨城県常総市「あすなろの里」を舞台に実施されたキャンプイベント「森の生活」。その取り組みを皮切りに、日本中で2019年の1年間だけでも4件のトライアル・サウンディングがスタート。その注目度の高まりを受け、セミナー「第168回日本PFI・PPP協会セミナー「トライアル・サウンディングの可能性/実務編」が開催されました。今回は、そのトークセッションの様子をお届けします。

その他 制度 トライアル・サウンディング イベント サウンディング

〈後編〉「対話」の積み重ねが実現させた、日本初のトライアル・サウンディングの裏側に迫る!

2020/1/15

日本で初めての試みとなったトライアルサウンディング。前編のYOURS BOOK STORE 染谷拓郎さん、Wonder Wanderers 須藤玲央奈さんからのお話に続き、制度実現に至ったその裏側に迫るべく、茨城県常総市長の神達岳志さん、総務部資産管理課の堀井喜良さん、産業振興部農政課の平塚雅人さんにお話を伺ってきました。

公園/道路 宿泊施設 公園 制度 トライアル・サウンディング キャンプ

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公共R不動産の本のご紹介

クリエイティブな公共発注のための『公募要項作成ガイドブック』

公共R不動産のウェブ連載『クリエイティブな公共発注を考えてみた by PPP妄想研究会』から、初のスピンオフ企画として制作された『公募要項作成ガイドブック』。その名の通り、遊休公共施設を活用するために、どんな発注をすればよいのか?公募要項の例文とともに、そのベースとなる考え方と、ポイント解説を盛り込みました。
自治体の皆さんには、このガイドブックを参照しながら公募要項を作成していただければ、日本中のどんなまちの遊休施設でも、おもしろい活用に向けての第一歩が踏み出せるはず!という期待のもと、妄想研究会メンバーもわくわくしながらこのガイドブックを世の中に送り出します。ぜひぜひ、ご活用ください!

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