参道沿いに位置する知の拠点のこれから
さいたま市は大宮。東日本の玄関口ともなっているこのまちには、その名前の由来でもある武蔵一宮氷川神社があり、太い杉の木の木立が2km以上も続く参道は大宮を象徴するような市民に愛される通りとなっています。
その氷川参道の二の鳥居そばに建つのが、「旧大宮図書館」です。
さいたま市では、2010年に策定した大宮駅周辺のまちづくりの将来像「大宮駅周辺地域戦略ビジョン」に基づき、「公共施設再編による連鎖型まちづくり」に取り組んでいます。その中で、このエリアの知の拠点としての役割を担ってきた大宮図書館が、2019年5月、新たにオープンした大宮区役所新庁舎内に移転しました。
そこで、大宮図書館引っ越し完了特別企画として、さいたま市、アーバンデザインセンター大宮(UDCO)主催、公共R不動産協力のもとで、市民や民間事業者、行政が一体となって将来像を考えるトークイベントとして、パブリックミーティングが開催されます。
氷川参道エリアの静かなる魅力から、旧大宮図書館の新たな可能性を探る
第一部の基調講演では、神戸R不動産の小泉寛明さんから、地域の農業者と日常生活の距離を縮めるマーケットである「EAT LOCAL KOBE FARMERS MARKET」や、そこから生まれた常設の店舗やオフィスの複合施設「KITANOMAD」などを通じ、神戸三宮エリアがどんな風に変化していったのかをお話しいただき、旧大宮図書館活用のためのヒントを探ります。
第二部のパネルディスカッションでは、ゲストとして氷川神社権宮司である東角井さん、さいたま市PPPコーディネーターの宮本さんをお迎えし、アーバンデザインセンター大宮の藤村龍至さんモデレートのもと小泉さんと旧大宮図書館がまちにもたらす新たな変化の可能性やインパクトに迫ります。
第三部はオープンセッション。そこまでの議論を踏まえ来場された市民の方々も交えて旧大宮図書館と氷川神社エリア全体の価値についてディスカッションをしていきます。
公共施設を単体ではなく連鎖型の事業として捉え再編事業にチャレンジしているさいたま市。公共空間の活用により今後このエリアがどう変わって行くのか、生活者や来街者にとってどんな場所になっていくのか、これは、参加されるみなさま次第でもあります。
大宮の魅力をもっと引き出したいと日々うずうずしている方、、もうこんなことしてるよとコラボ可能性を感じてる方、実はこんなことをしたい、こんな風に使いたいと想いを秘めてる方、もちろんなにが起こるのか一緒にわくわくしたいという方も、お誘い合わせの上ぜひお越しください!
詳細・お申込みはさいたま市HPからどうぞ。
<開催概要>
大宮駅東口公共施設再編 パブリックミーティング#05
『氷川神社周辺エリアの静かなる魅力と旧大宮図書館の可能性を探る』
日時:9/29(日)13:00〜15:00
(10:00〜12:00オープンライブラリー 旧大宮図書館の内覧ができます)
場所:大宮区役所1階 氷川の杜ひろば
参加費:無料
参加方法:事前申込制・先着順
※当日参加も可能ですが申込状況によってお席が確保できない場合がございます定員:100名
お申し込み方法:FAXまたはEメール
<FAX>チラシ裏面に必要事項をご記入の上、お送りください。
<Eメール>下記項目をすべてご記入の上、お送りください。
・氏名(ひらがな)
・所属(団体名)
・住所(所在地)
・電話、FAX、E-mail
・性別、年代
申込期限:2019年9月25日(水)17時まで
主催:大宮駅東口まちづくり事務所/アーバンデザインセンター大宮(UDCO)
協力:(株)オープン・エー(公共R不動産)
問合わせ先:さいたま市都市局 都心整備部 大宮駅東口まちづくり事務所
tel:048-646-3289 fax:048-646-3292
mail:omiya-higashi-machidukuri@city.saitama.lg.jp
ゲスト:
小泉寛明
神戸R不動産ディレクター/有限会社Lusie代表/一般社団法人KOBE FARMERS MARKET代表理事
1973年兵庫県生まれ。関西学院大学経済学部卒。カリフォルニア大学アーバイン校ソーシャルエコロジー学部都市計画修士号。2011年より神戸R不動産、2015年よりEAT LOCAL KOBE FARMERS MARKETを企画運営。2018年よりローカル経済の拠点として複合施設「KITANOMAD」を運営。編著に『ローカルエコノミーのつくり方』。
東角井真臣
武蔵一宮氷川神社権宮司
昭和53年埼玉県さいたま市大宮区に武蔵一宮氷川神社社家の長男として生まれる。國學院大學神道学専攻科卒業後、明治神宮に奉職。平成18年、明治神宮権禰宜。平成19年氷川神社権禰宜、平成23年氷川神社権宮司。現在、他に神社本庁参与、埼玉県神社庁理事、神道青年全国協議会副会長、埼玉県神道青年会監事、さいたま観光国際協会理事を務める。
宮本恭嗣
さいたま市 都市戦略本部 行財政改革推進部 PPPコーディネーター
再開発コンサルティング会社在職中に東洋大学大学院公民連携専攻修了を経て、株式会社ENdesignを設立。各地で公民連携の仕組みづくりやリノベーションまちづくりに取り組む。会社経営の傍ら2018年4月より現職。公民連携事業の企画立案や庁内の啓発に取り組む。
藤村龍至
UDCO副センター長/東京藝術大学准教授
建築家・東京藝術大学准教授・アーバンデザインセンター大宮(UDCO)副センター長、RFA主宰。東京工業大学大学院博士課程単位取得退学。東洋大学専任講師を経て現職。大学でのプロジェクト指導をきっかけに2013年より大宮のまちづくりに関わる。2017年よりUDCO副センター長として大宮らしい公共空間の創出に取り組む。>
詳細・お申込みはさいたま市HPをご覧ください。